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Amazon商品名のルール|運営10年で確立した利益直結のつけ方

Amazonで商品を販売するうえで、商品名は単なる「商品の名前」以上の意味を持ちます。

検索で見つけてもらう入口であり、クリックと購入を決める最後の一押しでもある、売上直結の要素です。

本記事では、単なる商品名の付け方にとどまらず、売上を最大化するための設計方法を具体例とともに解説します。

目次

なぜAmazonの商品名は重要なのか?

Amazonの商品名は以下の点で重要です。

商品名が効く領域どう変わる?(結果)
検索順位(SEO)狙いKWで上位表示 → 表示回数が増える
クリック率(CTR)検索結果で選ばれる → クリック数が増える
購入率(CVR)信頼・納得が増える → 購入率が上がる

検索順位に直結する

Amazonで商品を探す人の多くは、検索窓にキーワードを入力するところから始めます。

そして、検索結果で上位に表示されるかどうかが、売上の第一関門です。

Amazonの検索は、顧客の検索語句と商品の関連性を判断する際に、商品名に含まれるキーワードを強く評価します。

つまり、適切なキーワードを適切な順序で入れるだけで、狙いKWでの上位表示を取りやすくなり、表示回数(インプレッション)が増えます。

逆に、商品名が最適化されていないと、どれだけ良い商品でも見つからない状態になります。これは致命的です。

クリック率(CTR)を左右する

検索結果に表示された後、顧客が次に行うのは「どれをクリックするか」の選別です。

このとき、商品画像と並んで目に入るのが商品名です。

顧客は一瞬で、「自分が探しているのはこれか?」を判断します。

分かりやすく魅力が伝わる商品名は、検索結果の中で選ばれやすくなり、CTRが上がります。

一方で、キーワードの羅列や情報不足のタイトルは、クリックされにくく、せっかく表示されても流入につながりません。

コンバージョン率(CVR)を押し上げる

クリック後、商品詳細ページに来ても、商品名は重要です。

ページ上部に大きく表示される商品名は、顧客が「想像していた商品で合っているか」を確認し、購入の確信を深める材料になります。

誠実で正確な情報が整理されている商品名は、安心感を生みます。

逆に、誇大表現や紛らわしい表現は不信感につながり、離脱を招きます。

結果として、商品名は購入率(CVR)にまで影響します。

Amazon商品名の公式ルール

商品名は「検索に引っかかる」だけでなく、「クリックされて買われるところまで意識して作り込みたいです。

ただし公式ルールを外すと、商品名が修正されたり、最悪の場合は検索結果に表示されなくなることがあります。

そこで、まずは公式の「禁止事項」と「推奨事項」を整理します。

Amazon商品名の公式ルール

Amazon商品名の禁止事項

Amazon商品名の禁止事項は以下の通りです。

禁止事項説明NG例
文字の全角スペース区切り各キーワードの間は全角ではなく、半角スペースで区切るメンズ 長財布 PUレザー
(全角スペース区切り)
プロモーションコンテンツ商品名にプロモーション的な意味のある語句を含めることは禁止送料無料 ベストセラー財布
主観的なコメント人によって感じ方が違う表現は禁止最高級 長財布
特殊文字の使用特殊文字! $ ? _ { } ^ ¬ ¦ 雑誌で紹介!メンズ財布
単語や情報の繰り返し同じ単語を2回以上含めるのは禁止本革財布 メンズ財布 長財布
親ASINへの子情報表記サイズと色は子ASINにのみ記載親ASIN:メンズ財布 ブラック
長すぎるタイトルスペースを含めて200文字以上のタイトルは禁止メンズ 長財布 超高機能 ラウンドファスナー付き 大容量カード収納 18枚 小銭入れ付き 薄型…(200字超)

商品名の禁止事項1:文字の全角スペース区切り

商品名の単語は、必ず半角スペースで区切ります。

全角スペースで区切ると、見た目が崩れ読みづらくなるだけではなく、キーワードが意図通りに分割・認識されず、検索においても不利になる可能性があります。

単語の区切りは「読みやすさ」と「情報の正確な伝達」のためにも、余計な装飾はせず、半角スペースで統一してください。

商品名の禁止事項2:プロモーションコンテンツ

商品名に、セールや特典、購入を煽る文言を入れるのは禁止です。

たとえば「送料無料」「セール中」「今だけ」「限定」「クーポン対象」「特典付き」「最安値」などは、商品そのものの報ではなく、販売条件や販促なので商品名に書きません。

目立たせたい場合は、商品名に書くのではなく、Amazon上で正規に表示される仕組みを使います。

たとえば、クーポンを実際に発行するセールに出稿してセール表示を付ける実績に応じてベストセラー等のタグが付く状態を作る――といった形です。

商品名の禁止事項3:主観的なコメント

商品名に、根拠のない評価・断言を入れるのは禁止です。

「最高級」「大人気」「100%満足」「No.1」などの、受け取り方が人によって変わる表記は、修正される可能性が高いです。

表現したい場合は、主観を捨てて客観情報に置き換えます。

例:高品質栃木レザー頑丈YKKファスナー大容量カード18枚収納

商品名の禁止事項4:特殊文字の使用

装飾目的の特殊文字は避けます。

特殊文字として ! $ ? _ { } ^ ¬ ¦ の文字列の使用は禁止されています、

一方で、ハイフン(-)やスラッシュ(/)、括弧(( ))などは、装飾目的ではない場合には認められています。

公式のヘルプページには明記されていませんが、英語版のセラーフォーラムでAmazon公式担当者によって以下のように明記されています。

ハイフン、コロン、括弧は機能的な意味を持つことが多いため、使用できます。

出展:Amazon.comセラーフォーラム

商品名の禁止事項5:単語や情報の繰り返し

同じ単語を不自然に繰り返して、キーワードを詰め込むのは禁止です。

NG例:メンズ 財布 メンズ 長財布 本革 財布

以下のように、重複を削って一回で伝える形にします。

推奨例:メンズ長財布 本革 ラウンドファスナー

商品名の禁止事項6:親ASINへの子情報表記

バリエーション(色・サイズなど)を組む場合、親ASINの商品名に子ASINの情報(色・サイズ等)を入れないのがルールです。

親は「シリーズ名(共通部分)」に止め、色やサイズは子ASIN側の名称で表現します。

これを守らないと、バリエーションの表示が分かりにくくなり、親子の表示が崩れて購買率が落ちやすくなります。

商品名の禁止事項7:長すぎるタイトル

商品名には上限(最大200文字)があり、これを超えるタイトルはルール違反になります。

また200文字の上限まで詰め込めばいい訳ではなく、重要情報を前に寄せて短く伝える方が強いです。

特にスマホ表示では途中で省略されやすいため、最初の数十文字に勝負情報を置く前提で組み立てます

Amazon商品名の公式推奨ルール

Amazon商品名の公式推奨ルールは以下の通りです。

推奨事項説明
重要な単語を最初に配置重要なキーワードほど商品タイトルの前半に持ってくる
Amazon推奨の記載順番「 ブランド名、フレーバー/スタイル、商品タイプ、識別項目、色、サイズ/パック数、型番」をこの記載順に
80文字以内のタイトルスマホでは、長い商品名は切り捨てられるため、80文字以内が推奨
寸法は略記可能20 x 10 x 2.5cmなどの形に略記
英語表記での大文字の使用英語表記の場合、最初の文字だけ大文字にする

商品名の推奨事項1:80文字以内のタイトル

スマホの検索結果では商品名が途中で省略されやすいので、重要情報は80文字以内に収めるのが基本です。

上限200文字は「入れるべき」ではなく「入れられる」というだけで、長すぎると特にスマホ表示では肝心の情報が後ろに押し出されます。

80文字にこだわる必要はなく、必要情報を記載した上で出来るだけ短い方がクリック率と購入率のいずれにおいても有利です。

商品名の推奨事項2:重要な単語を最初に配置

商品名は先頭から読まれます。

そのため、最初に商品のタイプや特徴を記載しないと、後ろに置いた強みは、そもそも検索結果に表示されず、クリックしてもらえない可能性があります。

具体的には、先頭付近で「これは何か」を確定させ、次に「選ばれる理由」を置くのが鉄板です。

財布なら、「メンズ長財布」→「本革/YKKファスナー/カード枚数」という流れです。

商品名の推奨事項3:Amazon推奨の記載順番

Amazonは、商品名に入れるべき情報の例として 「ブランド名→商品タイプ→識別項目(主要属性)→色→サイズ/パック数→型番 」のような並びを示しています。

こちらも公式のヘルプページには明記されていませんが、英語版のセラーフォーラムでAmazon公式担当者によって以下のように明記されています。

最も重要な製品情報を最初に反映するように単語の順序を決めます。該当する場合は、以下の順序を検討してください。
ブランド名、フレーバー/スタイル、商品タイプ、識別項目、色、サイズ/パック数、型番

出展:「Amazonセラーフォーラム

厳密に“この順でなければNG”ではないですが、迷ったらこの順に寄せておくといいです。

商品名の推奨事項4:寸法は略記可能

寸法は「幅/高さ/マチ」まで書かなくても、20×10×2.5cm のように略記できます。

情報量は落ちないので、商品名を短く収める時に効きます。

商品名の推奨事項5:英語表記での大文字の使用

英語表記を入れる場合、全部大文字(CALDMERE)もしくは全部小文字(caldmere)を避け、先頭だけ大文字、後は小文字にします。

推奨例:Caldmere

売上を最大化するAmazon商品名の付け方

これまではAmazonのルールに沿った商品名の付け方について学んできました。

ただし、ルール通り=売上(利益)最大ではなく、あくまで「土台」であり、実際の勝負はそこからです。

Amazonのルールに従うことだけでは不十分で、売上を最大化するためには更に工夫をする必要があります。

言葉の順番・情報の取捨選択・伝え方でクリック率も購買率も変わります。

この章では、売上(利益)を最大化するための商品名の付け方の方法を解説します。

Amazon 商品名 つけ方

大原則:商品名でのキーワードのインデックスは狙わない

まず前提として、Amazonで言う「インデックス」とは、あるキーワードで検索したときに、その商品が検索対象としてヒットする状態のことです。

インデックスされていないキーワードは、検索結果に表示されません。

ここで多い間違いが、「インデックスを増やすために商品名にキーワードを詰め込むこと」です。

しかしこのやり方は、売上最大化の観点ではおすすめしません。理由はシンプルで、商品名が不自然になり、クリック率と購買率が落ちるからです。

商品名は検索対策の倉庫ではなく、検索結果で読まれる一等地であり、ここが読みづらいと、インデックスが増えても売上が伸びません。

インデックス自体は、商品名だけで無理に取りにいかなくても、検索語・箇条書き・商品説明など、他の枠で回収できます。

Amazonのルールで200文字以上は禁止されていますが、それとは関係なくそもそも長い商品名は売上を最大化する観点から避けるべきです。

売上を最大化する商品名の作り方と手順

STEP
商品コンセプトを明確にする

「あなたの商品は何のために存在しているのか」を明確にし、商品名の軸を定めます。

STEP
キーワードの収集

商品名に入れる候補キーワードを、広く集めます。この段階は精度より網羅を優先し、後で削る前提でOKです。

STEP
キーワードの選定

集めた中から強いキーワードだけを残します。

STEP
キーワードの順番を決める

重要なキーワードほど前に、またできるだけ自然に読めるように整えます。

STEP
ABテストで試行錯誤する

比較テストを繰り返し、徐々に正解に収束させていきます。

STEP1.商品コンセプトを明確にする

まず最初にやるべきことは、「あなたの商品は何のために存在しているのか」を明確にすることです。

例えば、同じ財布でも「薄型でスーツに合う財布」と「カードが大量に入る財布」では全く別の商品と言っても過言ではありません。

商品コンセプトを明確にするためには、以下の問いに答えるといいです。

商品コンセプトを明確にする質問

あなたの商品は、(誰の)(叶えたいこと/避けたいこと)を(どう実現/回避する)ためにありますか?

例:スーツのポケットが膨らむのが嫌な人のために、薄くて形が崩れにくい長財布を作った

この答えが決まると、商品の軸が定まり、キーワードの優先順位がつけやすくなります。

STEP2.キーワードの収集

次に、商品名に入れる候補キーワードを広く収集します。ここは精度より網羅が大事です。

ただし、闇雲に集めるのではなく、顧客が実際に検索で使っている言葉を中心に拾います。

キーワードの収集方法は主に以下の5つです。

キーワードを収集する方法
  • Amazonサジェストキーワード
  • Amazon以外のサジェストキーワード
  • Seller Spriteのキーワードマイニング
  • ブランド分析機能のAmazon検索用語
  • Amazon広告キーワードレポート

Amazonサジェストキーワード

Amazonサジェストキーワードとは、以下のようにAmazonの検索窓に文字を入力した際に自動的に表示されるキーワードのことです。

Amazon サジェストキーワード 財布

これはAmazonでのお客さんが実際に検索した生の結果なので、非常に重要度が高く、優先的に収集する必要があります

ラッコキーワードのAmazonサジェストキーワード取得ツールなどを利用することで、効率的に収集することができます。

Amazon以外のサジェストキーワード

Amazon以外の例えば、Googleや楽天などのサジェストキーワードも同時に収集するといいです。

重要度はAmazonのキーワードより下がりますが、思わぬ当たりキーワードが見つかることがあります、

ラッコキーワード サジェストキーワード

こちらもラッコキーワードのサジェストキーワードツールを使って、Googleや楽天などを選択し、キーワードを入力するだけで簡単に収集できます。

Seller Spriteのキーワードマイニング

Seller Spriteのキーワードマイニング機能を利用することも有効な方法の1つです。

サジェストよりもデータの粒度や重み付けを見ながら候補を広げられるため、キーワードごとの重み付けが可能です。

SellerSprite キーワードマイニング

ブランド分析機能のAmazon検索用語

Amazonブランド登録者が利用できるブランド分析機能のAmazon検索用語を利用することも有効的です。

検索頻度ランク付きで検索用語を確認できるため、キーワードの重要度に優先順位を付けやすいのが強みです。

Amazonブランド分析 Amazon検索用語

Amazon広告キーワードレポート

これは販売後の話ですが、Amazon広告のキーワードレポートは非常に強力です。

実際に「どのキーワードでクリックされ」「どのキーワードで購入されたか」が分かるため、自社商品に刺さるキーワードを事実ベースで抽出できます

Amazon広告キーワードレポート

STEP3.キーワードの選定

STEP2でキーワードを広く集めたら、次は商品名に入れるキーワードを絞り込みます。

ここで重要なのは、「たくさん入れるほど強い」という発想を捨てることです。

むしろ少なければ少ないほど、残したキーワードが読まれる確率は上がるという考え方をするべきです。

だからこそ、このステップでは、削って強いキーワードだけを残すのが正解です。

例えば、以下のようなストローマグの場合について考えてみます。

どうぶつストローマグ
×悪いタイトル例

ストローマグ ベビー マグ 赤ちゃん ストロー 漏れない 洗いやすい 子ども マグカップ 動物柄 うさぎ プラスチック 保育園 幼稚園 入園準備 子供用マグ 男の子 女の子 ピンク ブルー かわいい おしゃれ 軽い コンパクト 日本製 食洗機対応 BPAフリー ギフト プレゼント 出産祝い ベビーグッズ 育児グッズ

〇良いタイトル例

ブランド名 どうぶつストローマグ 漏れない 食洗機対応 【日本製】

かなり短いと思うかもしれませんが、極端に言うとこれくらいでいいです。

STEP4.キーワードの順番を決める

キーワードを選定できたら、次は並べ方を決めます。

同じキーワードでも、順番が違うだけで「伝わり方」と「クリックされやすさ」が変わります。

基本は、重要なキーワードを前に寄せることです。

ただし可能な範囲で商品名全体が文章のように自然に読める形に整えるとなおいいです。

読みやすさが上がるほど、特にクリックされやすいです。

なお、キーワードの重要度については、STEP1で定めた商品コンセプトを軸にしつつ、Amazon検索用語(ブランド分析)や SellerSprite などのデータを参考に考えるといいです。

STEP5.ABテストで試行錯誤する

商品名を付けたらそれで終わりではなく、「仮説 → 検証 → 採用」を繰り返して、より強い商品名に寄せていきます。

Amazonブランド登録者向けの比較テスト機能を利用するといいです。

テスト中は購入者がランダムに2グループに分かれ、片方にはA、もう片方にはBが固定で表示されるため、同じ条件下で差分を比較できます。

この仕組みを使うと、商品名を感覚ではなくデータで決定できます。

またABテストも一度おこなったらそれで終わりではなく、勝ったものを基準に次の改善案を作って回し続けると、商品名の精度が更に上がります。

ここまでやって初めて、「売上最大化の付け方」になります。

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